高卒認定(旧大検)とは

高学歴志向の下、半ば義務教育化した全日制高校への進学に対し、自分の個性や適性、その他種々の条件を考慮した別の学習の場や機会に関心を向ける傾向が高まっております。一度は全日制高校に進学しながら、学業半ばで進路変更する生徒も後を断たず、高校中退者の増加が社会問題となっております。こうした状況のなかにあって、高卒認定(旧大検)や通信制高校とサポート校のダブルスクール、外国人学校卒の大学入学資格緩和、各大学の受験資格個別審査など多様化された進路ルートが最近大きく開かれてきました。

もともと大検は経済的理由で高校教育を受けられない勤労青少年を対象としたものですが、時代とともに高校中退者(最近では全受験者の5割)や不登校生、外国人学校卒業生らの「大学へのパスポート」と変わってきました。こうした状況の変化を受け、17年度から大検は「高等学校卒業程度認定試験」と名称が変更され、これまで対象外だった全日制高校在学者の受験も認められるなど、幅広く活用できる試験へと生まれ変わりました。

  • 受験する年度の終わりまでに満16歳以上になる人なら誰でも受験できます。全日制高校在学者にも受験資格が与えられました。
  • 合格すれば高校卒業と同等以上の学力があると認定されます。大学・短大・専門学校の入学資格が得られ、就職や資格試験にも活用できます。
  • 合格に必要な科目は全部で8科目ないし9科目ですが、高校で修得した単位や技能審査によって科目の免除が受けられる場合があります。
  • 高卒認定で合格した科目は、高校の卒業単位として認められます。(認めるかどうかやその範囲などは学校長の判断によります)

もともと大検は経済的理由で高校教育を受けられない勤労青少年を対象としたものですが、時代とともに高校中退者(最近では全受験者の5割)や不登校生、外国人学校卒業生らの「大学へのパスポート」と変わってきました。こうした状況の変化を受け、17年度から大検は「高等学校卒業程度認定試験」と名称が変更され、これまで対象外だった全日制高校在学者の受験も認められるなど、幅広く活用できる試験へと生まれ変わりました。